地球、 ビッグバン

 

地球、 ビッグバン

 

奥にそびえる山々を隔て

湖と空は合わせ鏡

 

水面のさざなみと空のさざなみ雲

さらさらとしかしたしかに流れゆくなかから

壮大なエネルギーを循環させているのか

 

雲と山は一体となり

そこを軸に放射されたグラデーション

同心円状に広がるオレンジ、脇に漏れたすみれ色

波動の広がりの先には澄み渡る青

その果てる輪郭には迫りくる漆黒

 

ああ、一つの波動に全てを包み込んで

解き放たれ共鳴している

 

 

 

じりじりと全体が鮮やかなブラッディーオレンジに変わり最後のいのちを燃やしている

漆黒が包み込んでくる

 

じわじわと漆黒が湖と空を覆い

山の端に触れる

 

鮮やかな光の波動と全てを包みこむ漆黒の優しい大地のエネルギー

 

やがて訪れる新しい地球に向けて一休み

 

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(琵琶湖のほとりにて)

 

 

 

社会の在り方

社会の在り方

 

どっちも正しくてどっちもゴミクソなんだよ

 

だからまずゴミクソの中で生きてることを認識してお互いを尊重して生きようぜ

 

フーテンもニートもパンカーもヒッピー野郎も、リーマンも土方のおっちゃんも丸の内OLも、起業家も政治家も活動家も、

みんなゴミクソの中で正しく生きてんだよなあ

 


ただ私は高等遊民になりたい

 

変わるものと変わらないもの

変わるものと変わらないもの

 


波打つ浜辺にて

毎日違う人が押し寄せてそれぞれの足跡を付けていくが無残にも波がその痕跡を消してしまう

恒久永遠の波が無常な人の世を素知らぬように

人は皆喜怒哀楽もがき苦しみながら僅かな喜びを求めて世代を繋いで生きているなか波は万年あいも変わらず打ち続ける

 

 

 

生まれたばかりの頃、この森羅万象の神秘に想いを馳せ岩山の下、崖っぷちの畦道、断崖絶壁をさすらい続けた

気がつくと檻の中のガラクタをかき集めるボロ雑巾にな成り果てた自分に気づく

歳を重ねるに連れて海の声 山の声は聞こえなくなり貝殻はかたく閉じられていく

 


全力で外界と触れているはずが同じく全力で殻を閉じている

 

閉じ続けた殻は二度と開かない

 

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キョショク

キョショク

 


虚飾

拒食

今日ショック

 

 

 

みんななんであんなにも自分を装わなきゃいけないんだろう

自分を虚飾するために自分に都合の悪いものは拒食する

そんなことに気づいた僕は今日ショックだ

いや毎日ショックだな

まあいいや僕もキョショク人間だよ

(詩) 螺旋階段

螺旋階段


人生は螺旋階段

人それぞれの螺旋階段

日進月歩

登り続ける

東から西へ、南から北へ

何度も揺り戻されながら

歩み続ける

 


ふと歩んできた道のりから下を見下ろしてみると豆粒のようだが賑やかな人の群れ

ふと自分の身体を抜け出して

みんながいるところに降りてみる

そこから上を見上げて自分の居場所を見つめる

豆粒のような心許ない足場に不安になる

まだ登り続けるのか...

その場所に居心地の悪さを覚え

もとの居場所に戻ってみる

周りを見渡すとこの高さでもちらほらと人がいるじゃないか

上を見上げるとまばらにはなれどそこにも人の群れ

とりあえずあそこまで登ってみよう

下にいた人の群れはまた豆粒に戻り

下方に伸びるがっしりした太い柱に安堵し足どりが軽くなる

 


そうやって旋回を繰り返して登っていくのだろう

(詩) 人間はComposed of 感情100%

 

 

 

人間はcomposed of 感情100%

形づくりたい、言葉にしたいと思えども

うまく形にならないことに自己嫌悪しかけて

自己嫌悪したくないから[いいや]とポジティブに投げ出して次に進もうとする。

そうやって解決しないままの問題が積み重なっていく

だから何度も何度も同じ問題にぶつかっては保留にして逃げ出してしまう。

 


そもそも形にならないのは[一つ一つ定義づけて漆喰で固めてからじゃないと前進できない自分]と[白黒はっきりさせることに過大に反骨精神を感じている自分]が拮抗し合っているからだろう。

 


しかしこういった自己矛盾を抱えていることさえも保留にしてしまう。

そしてまた同じ問題にぶつかる。

この自己矛盾、さらには全てを保留にして逃げてしまうその根本を解決しようとしないのは、今まで積み重ねてきた思考のプロセスを否定すること、失うことが怖いからだろう。

([怖いからだろう])という文の文末でも[怖いからだ]と断定して言い切って(解決して)から前に進みたい自分と[怖いからだろう]と解釈想像の余地を残したい自分とのあいだで大きな自己矛盾があったが、めんどくせえと思ったことにして語尾に大した意味は持たせていないと言い張りたい自分がいる。そんな思考をしていること自体めんどくさいのだが、それも自意識過剰でギザな自己愛を守りたいがために幾重にもフィルターをかけて自己完結して壁を作っているからかもしれない。(ああ、また[かもしれない]とか言ってしまう...ループ<またこの問題も解決しないまま前に進もうとする>)...ループ...

 


こうやって文章を作っているとやたらと面倒な言い回しをしているなあと実感したのだが、それも素直にストレートにものを言えない作り上げられない素直な自分の臆病な自己愛の現れなのだろう。そう信じたい、今は。

 


言い訳逃げ道を多く作り過ぎ。

 


でも自己嫌悪しているようにみえて自己嫌悪してないぜメーン、テキトーに言葉並べて遊んでみただけみたいな感じに振る舞ってしまう自分に自己嫌悪する。が自己嫌悪していないことにしてしまう。...ループ...そしてこの問題も解決しないまま前に進もうとする。

 


宙ぶらりんな狭間に泳ぐ感情は定義づけすることが難しい。そもそも定義づけするべきものなのか分からないが。だから分かりやすく定義のある言葉そのものに膠着してしまい、オブジェのように愛でて、さらにそこに付随の意味性を増やしていくことに密かに感動して、その言葉があたかも普遍的な最強の武器であるかのように信じ込みそれを自らの感情に当てはめようとする。そうすると自らの生の感情と自分史で形作られた言葉の間で微妙な齟齬が生まれてうまく言葉にできなくなる。うまく形づくられなくなる。

この矛盾に対峙して、その感情を保留にして先に進もうとする。

そうして自分の感情がよく分からなくなっていって、[なんかよく分かんねえわ!笑]

になってしまう。

 


とりあえず[なんかよく分かんねえわ!笑]っていう感情だけを掘り出したことに定義してしまって終わりにしてしまう。

 

 

 

なんかよく分かんなくなってきたので

この文章を書くのも終わりにしてしまおう。

 


うい、終わり‼︎                 

 

 

 

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................ある時いつかこの積み上げてきた思考プロセスが巨大な一つの集合体となってヘドロのように空全体から降ってくると分かっていように。

 

 

 

 

 

 

この文章を書いたことにより一つ成果物あるいは作品(定義されたものとほぼ同義と言えよう)を得たという点においてだけ満足することにしておこう。思考プロセスで悶々とした経験時間はとりあえず水に流してしまおう。

 


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